「あいづ朝市」では、消費者のみなさんが「安心・安全」な食生活を送れるよう、新しい試みを始めました。
消費者参加型二者認証制度 です。
簡単にご紹介いたします。
「あいづ朝市」では、朝市で販売する生産品に「生産基準」を設けました。
その内容は、農薬・化学肥料の使用を極力抑え、福島県が定める「特別栽培」の基準以内に抑えるものです。
この基準に則り、生産者が示した「生産計画」に対し、生産現場の畑や水田などが「そのとおりに運用」されているかを消費者代表がチェックをします。
生産基準を満たす生産方法が認められると、生産者を認定し、生産物にシールが貼られるものです。
この取り組みを「朝市eye’s」と名付けました。
「会津」で生産されるものを「2者の目でチェックする」という意味合いから、名付けたものです。
この仕組みは、有機農業の世界組織 IFOAM(国際有機業運動連盟)による PGS(参加型保証システム)を参考として、日本の事情に照らし合わせ「あいづ朝市」が定めました。
国内では、岩手県雫石町の「オーガニック雫石」に次ぎ、2例目となります。
「あいづ朝市」では認定チームを組織し、2022年10月10日、はじめての認定作業が行われました。
今回、認定作業を行ったのは、
「ハーレー乗りのアスパラ屋さん!」(生産者:五十嵐正次ー喜多方市)
「ひぐらし農園」(生産者:浅見彰宏ー喜多方市)
の2件です。
当日の様子をお知らせいたします。
「ハーレー乗りのアスパラ屋さん!」の畑では、五十嵐正次さんが示した生産計画シートをもとに、各作物の畑をまわり、雑草の除去や病害虫対策、土壌改良などに、肥料や農薬をどのように使用しているかの説明を受けました。
五十嵐さんは、有機農業をされている方なので、もともと化学肥料や農薬を使用しない農業を営んでいらっしゃいます。
しかし、隣りの畑の農家さんは慣行栽培と呼ばれる化学肥料も農薬も使用される農家なので、その影響を受けないような対策についても、状況の調査が行われました。
続いて、「ひぐらし農園」の調査も行われました。
五十嵐さんの畑と同じように、浅見彰宏さんが示した生産計画シートをもとに聞き取りを行います。
この写真は、オクラの葉についた害虫をどのようにしているかの様子を聴いているときのもの。
浅見さんは豚を飼育し、豚フンを肥料とした有機農業を実践されている農家です。
その様子も聞き取りがなされました。
こちらは水田の様子です。
大豆と稲を1年ごとに交互に使用し、連作障害を回避したり、冬季に冠水させ土をトロトロな状態として、チェーン除草と呼ばれる雑草の発芽を抑える方式を採用していることなどを聞き取りました。
設置した認証委員会での手続きが済み次第、認定が終了し、「朝市eye’s」のシールが貼られた生産物が「あいづ朝市」に店頭に並ぶようになります。
ぜひみなさんも「朝市eye’s」のラベルがついた生産物を「あいづ朝市」で見つけ、お試しくださいませ。
このwebでは、認定内容を随時「朝市EYE’S」のページでお知らせしていたします。
また、「消費者としてこの認定作業に参加したい方」や「認定現場をみてみたい方」を募集しております。
「お問い合わせフォーム」から、お気軽にお問合せください。
新しい試み「朝市eye’s」を、どうぞよろしくお願いいたします。