ぬっきー農園

「コミュニケーションとしての農業を目指したい」

会津若松市で速読インストラクターをされている大貫さん。

速読を受講されるみなさんと「食でのつながり」を模索するうち、農作物を作る行動へと進んだ。

一方、「子ども食堂」のスタッフとしての側面も持つ大貫さんは、子どもたちと接しながら、「物的、労務的支援の前に、健全な身体をつくることができているのだろうか」と、疑問を感じていた。

子供たちが育つ過程において、経済的支援の他、健全な身体をつくるための支援活動には、有機農業を中心とした「安心安全な生産物が欠かせない」と気づかされたのだ。

これらのきっかけから、自らが有機農業に取り組む行動を起こした。

「最初の1年は、8割が失敗だった」と笑い飛ばす大貫さん。

2月頃から、米ぬか、鶏糞、油かすからボカシ肥料をつくり、土の中の微生物の働きを重要視しての栽培を目指します。

トマト栽培では、「糖度の高い素晴らしい実が作れた」と、自信も見せます。

「じゃがいも」「なす」「ピーマン」「パプリカ」「レタス」「オクラ」「とうもろこし」「かぼちゃ」と、多くの作物に挑戦しました。

失敗しても、課題が見えてきた大貫さん。

来年以降の大きな成長に期待が持てます。


「フードロス」についても関心がある大貫さん。

流通規格にのらないリンゴが、加工されずに廃棄される現場を知り、さまざまなドライフルーツも手掛けます。

酵素が死滅しない40℃の温度で時間をかけてドライフルーツを作成。

おいしさと栄養価を保ち、本来の素材の良さを損なわない加工にも気を使います。

リンゴの他、柿、キウィ、イチゴなどのドライフルーツにも取り組んでいます。


農作物、ドライフルーツとも、商品を売っておしまいではなく、街の人々や速読スクールの受講生たちとのコミュニケーション手段として活用し、街を盛り上げていくことにつなげるのが、大貫さんの取り組みの本質。

「生産者自身による相対(あいたい)販売」を行う「あいづ朝市」は、大貫さんとコミュニケーションをとるよい機会になります。

街を盛り上げるための農業とドライフルーツづくりに、ご期待くださいませ。