あいづのパン工房

「毎日、食べ続けられるパンを」

会津美里町で週3回、パンの販売を行っている

「あいづのパン工房」

の長谷川洋一さん・美穂さん夫妻にお話を伺いました。

「パン屋」さんのはじまりは「宿」

1997年に宿「会津野」を夫婦で開業。

当初、朝食に購入したパンを提供していたが、

「せっかく、お客様に提供するものだから手作りのパンを出そう!」

美穂さんによる パン作りがはじまった。

宿においでいただいたお客様への提供をはじめると

次第に、近所へ焼いたパンをおすそわけするようになった。

だんだんと

「パンを分けてほしい」

とのうれしい声をいただくようになり、

それをきっかけに、パンの販売をはじめる。

2013年には、宿の一角で水曜日だけのパン屋

「水曜はパンでしょう」

をはじめる。

最初は、

「宿なので入店のハードルが高い?」

「なかなか知られない」

などの壁に当たり、思考錯誤の営業。

洋一さんは、来店したお客様にていねいに淹れたコーヒーの一杯サービスを行った。

それが、口コミで広がり。次第にお客様が増えてきた。

お客様は、一杯のコーヒーをきっかけに会話を楽しみ、

小さなお子さんといっしょにおいでになるお客様、ご年配のお客様など、

多くの世代の方々の「交流の場」がひろがった。

「宿の仕事は、遠くからのお客様がほとんどなので、地域の人々との交流が少ない」

「地域のかたと交流することができて嬉しい」

と、洋一さんは楽しそうに話す。


そんな中、新型コロナウィルス感染症がやってくる。

店内での飲食や交流がむずかしくなったが、パンの販売は続けている。

感染拡大防止対策として、店内販売から店頭販売へと切り替える。

店頭販売の曜日は 月曜日・水曜日・金曜日として、またもや試行錯誤の日々が続く。


パンへのこだわり

「素材の味を活かすシンプルなパン」をモットーに

食パン、ロールパン、ベーグルを中心としたラインナップ。

「毎日食べても飽きない」

そんなパンを提供することに、幸せを感じる。

焼き上がった食パン

粉へのこだわり

国産小麦粉を使用。

新潟産の小麦をメインとして使用しているが

最近では、会津地方で取れた小麦粉(秀ちゃん楽農園)を使用したパン作りにも挑戦している。

品種は「ゆきちから」

「“ゆきちから”は、もちっとした食感と小麦本来の“かおり”が引き立つパンになる」


牛乳へのこだわり

水の代わりに牛乳を使用したパンも作る。

牛乳は、会津美里町の福田牧場から、しぼったままの乳(生乳)を直接手に入れる。

「牛乳パンを食べると、牛乳本来甘さとほわっとしたミルクの香りがする」

食材へのこだわり

できるだけ会津で採れたものを使い、パンを作る。

人気商品は、同じ会津美里町の落花生(山里まめてん)を使ったピーナッツロール。

「食材を作った人の顔がわかる」

「作った場所もわかる」

安心安全な商品作りにポイントを置く。

「これから、あいづ朝市に出店している人とのコラボもどんどんしていきたい」

「毎日、食べ続けられるパンを」

「あいづのパン工房」で作られるパンは

これから、どんな商品が登場するのかが楽しみである。

あいづのパン工房
住所 会津美里町寺崎字柿屋敷88
電話 0242-55-1020
営業する日 月曜日・水曜日・金曜日
営業時間 午前10時~日没まで
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「あいづのパン工房」へのお問い合わせは、こちらからお気軽にどうぞ。